ジュニアサッカーをはじめる

こどもがサッカーをしたいと言ってきた！こういうことは急に起こるものですが、サッカーに縁のなかった親御さんは本当に大慌て！！ではないでしょうか。

サッカーってどこでやっているのか？チームに入らないといけないのか？

考え出したら疑問ばかりで前に進まない。自分がそうでした。

それを今からここで日本のジュニアサッカーについて紐解いていきましょう。

ジュニアサッカーチームの種類

ジュニアサッカーチームをざっくり３つに分けてみます。

では、この３つについて少し詳細に説明してみます。

①スポーツ少年団

スポーツ少年団（スポ少）は、小学校の運動場を使い、地元のこどもが集まって練習する団体と考えると良いです。

〇〇（小学校名）ＦＣまたはＳＣという名前が多いです。

指導者は親やボランティアコーチが担当しており、３つのカテゴリの中では、月謝は１番安い。

練習着やユニフォームは購入する必要が出てきます。

サッカー協会（４種）に登録している少年団は比較的少なく、試合は月にあるかないか程度。

試合は近所のチームが多く、遠征もほとんどない。

②街クラブチーム

日本の大多数を占めるのが街クラブチーム。株式会社やＮＰＯを立ち上げて運営。

中にはＪクラブチームに勝つほどのチームもあり、誰でも入れたり、セレクションに合格して入団が可能なチームがあります。

指導者はチーム専属のコーチが担当しており、平日週２～３回で月謝は月８,０００円ほど。

ユニフォームの他に、バッグや移動着も購入必要なチームもあります。

土日は、練習試合、カップ戦、公式試合が入ってきます。試合は他府県にまで及ぶことも。

移動用バスを所有するチームもありますが、基本は親が送り迎えすることになります。

親同士で協力して送迎する家庭もあります。

遠征も積極的に行われているため、年間の費用はそこそこ必要になってきます。

③Ｊクラブチーム

Ｊリーグの下部組織になります。

Ｊクラブは誰でも入れるスクールと、選手のみで構成されるアカデミーで分かれています。

今はサッカーチームの説明をしているので、アカデミーの話をします。

アカデミーは、スカウトもしくはセレクションに合格しないと入れません。

１学年に１０人程度しか採用しないので、難関と言えるでしょう。

試合や遠征も積極的に行われており、関西、関東と移動範囲は大きくなります。

おおよそ４年生からのスタートになるので、３年生の冬頃にセレクションがあります。

チームによっては２年生でも受験可能のため各クラブチームのHPをこまめに確認する必要があります。

スクールのしくみ

チーム加入とは別に、自由に入会できるのがサッカースクールです。

最近はフットサルの元プロがフットサルスクールを多く展開しています。

スクールの種類は多種あります。

①ドリブルに特化したスクール

②戦術を教えるスクール

③Ｊクラブ合格のためのスクールなどがあります。

ほとんどは誰でも入会できますが、セレクションが必要なスクールもあります。

チーム活動とは別に、こどもに合ったスクールを選ぶことができると思います。

ここまでのまとめ

日本のジュニアサッカーは、現在のところこのような形になっています。

チームに関しては当然、街クラブ寄りの少年団や、Ｊクラブ寄りの街クラブなんていうものあちこちにありますから、上記の通りが全てではありません。

まずは、３通りあるサッカーチームの特色を理解してもらえたら、１つに絞らず興味を持ったいくつかのチームに体験参加してみてはいかがでしょうか。

親子でどうしたいのかによって考え方が様々な分、それ相応のチームやスクールは存在します。

どうしようかなぁ～って悩むこともまた成長や思い出に繋がって楽しいのではないでしょうか。