スペインの学校

そういや、スペインってパスサッカーで有名だよね

スペインでサッカーやってみたいなぁ!!

日本とスペインってどう違うんだろう?

スペインで経験したことをサッカーや生活について少しずつ紹介していきます。

まずは学生制度から説明します。

スペインの学校制度

日本とスペインは、この制度の区切りが違うため、初めは頭を悩ませることになるかと思います。しかしそれは最初のことだけなので、日本でこどもの学年のことで悩むこともないように、スペインで過ごすとなれば、同じように悩むこともなくなるわけです。

学期の始まりと学年の区切り

まず、日本とスペインでは学年の区切りや、学期の始まりが違うことを確認してみてください。

学期の始まり学年の区切り
日本4月4月2日~4月1日
スペイン9月1月1日~12月31日

まず、これを見るだけで頭がこんがらがるわけです。どちらの方がわかりやすいのは人それぞれなのかなとは思いますが、新学期スタートが4月と設定されている国はごく少数、9月と設定されている国はヨーロッパやアメリカを含め多数あります。世界全体的に見れば9月スタートが一般的と捉えて良いかもしれませんね。

学年の区切りについて、実は国によって様々だったりします。アメリカだと州によって違います。イギリスだと新学期と学年の区切りを合わせて9月だったり。これについては国による、と考えるのが妥当だということですが、スペインでは1月1日からの区切りになります。

少し計算してみよう

あるこどもの年齢から、日本での学年とスペインでの学年について考えてみましょう。

じゃあ、少し考えてみよう
今日は2023年7月6日です

2011年3月1日生まれです

日本ではこの子は中学1年生です

あ!!スペインだと今はまだ小学6年生だ!!

なんとなくわかりましたか?こんな所で誤差が生じるわけです。日本であればこの子は、現在中学1年生として、ジュニアユースに所属しているわけですが、スペインではこの子はまだ小学6年生で、日本でいうジュニア世代でプレーをしていることになります。これが得か損かどう捉えるかは人それぞれかと思いますが、このように頭がこんがらがることが起きてしまうわけです。

サッカーでのカテゴリーになると、日本ではすでにジュニアユースに所属していますが、スペインでは、小学生年代のアレビンというカテゴリーに所属することになり、9月から中学生年代のインファンティルというカテゴリーに上がることになります。スペインのカテゴリーは後に詳しく説明します。

スペインでは何年生まれ?(西暦)と必ず聞かれます

義務教育

日本では中学生までが義務教育になりますね。さてスペインではどうなのかを説明します。

高校は義務教育ではありませんが、比較材料として参考に載せています。

日本とスペインでは、中学年代が1年間多いようですが、高校年代で帳尻を合わせているような形をとっているのがわかります。ここにも学期始めと、学年区切りの違いから、日本の中学生が卒業する時は全員15歳、スペインの中学生が卒業の時は、16歳の子もいれば15歳の子もいることになります。

どちらも中学校卒業までが義務教育となります。

日本スペイン
小学校6年6年
中学校3年4年
高校3年2年

仕組みさえ知っていれば良いってことよ

学校生活の1年間

スペインの学校生活は、9月から始まり、6月の中頃で終わります。夏休みは2か月半ということになります。アバウトですが、授業日数と休暇日数についてまとめてみました。

日本スペイン
春休み2週間2週間
夏休み1か月半2か月半
冬休み2週間2週間
授業日数200日180日

ざっと見たところですが、夏休みの分、授業日数は日本の方が多いようです。これのどちらが良いというのも人の判断かと思いますが、スペインでは夏休みと同時にサッカーも2か月半ありません。日本じゃあり得ないと思うでしょうが、スペインからすれば1年中サッカーをしている日本をあり得ないと思うことでしょう。

スペインじゃ義務教育でも留年が普通にあります

ここまでのまとめ

日本とスペインの学校教育について、ざっと説明しました。他にも小学生は親が送り迎えする、とか、シエスタ(長い昼休憩)だとか、文化的な違いが多々ありますし、具体的な入学について語り出すと専門的になりそうなので、現時点ではサッカーに絡めた情報だけをまとめてみました。これについても随時更新するつもりです。

サンキューな!

お、おぅ

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